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「ナノテクノロジーを活用した核融合研究に関するワークショップ」(8月7日・ハイブリッド開催)
令和7年度の第2回可知化センシングユニットセミナーとして、以下の分析・微細加工に関するワークショップを8/7(木)にハイブリッド開催します。
基調講演では、電顕の教科書「物質からの回折と結像」の著者としても知られている今野豊彦先生(北大、前職:東北大金研)をお招きし、透過電顕の基礎や歴史、それを用いた研究成果や将来展望についてわかりやすく解説いただきます。また、組織分析や微細加工に関する多数の共用設備の管理・運用に携わる遠堂 敬史先生(北大ナノテク連携室)に、運用状況や活用事例についてご講演いただきます。
加えて、核融合研が鋭意整備を進めている大型共用設備環境「フュージョンエネルギー・ナノプラットフォーム」やレーザー関連設備群の詳細についてご紹介いたします。
ぜひ、多くの皆様にご参加いただき、ナノメートルスケールの分析や加工環境を活用した新たな研究提案のヒントとしていただけますと幸いです。
日時: 令和7年8月7日(木) 14:00-17:00
場所: 核融合科学研究所 シミュレーション科学研究棟1階会議室、 およびzoom(ハイブリッド開催)
※当日18時ころから懇親会あり(詳細は下記)
参加登録はこちら(現地・オンラインいずれも)↓
https://us06web.zoom.us/meeting/register/ISMrBZXMR82H58EUmML9Zw
プログラム
開会あいさつ:上原日和(核融合研)
【基調講演】 14:00~15:20
今野 豊彦(北海道大学 電子科学研究所 客員研究員/文部科学省ARIM事業 横断技術領域(計測分野)責任者)
「透過電子顕微鏡が材料の組織解析において果たしてきた役割りとその将来」
(概要)このセミナーでは材料組織を観察する一つの手段として発展してきた、透過電子顕微鏡の歴史を振り返ります。それぞれの要素技術に関する簡単なチュートリアルを交えながら、半導体や磁性材料、そして時効析出合金などを例にとって、これからこの技術がどのように用いられるかをご一緒に考えてみたいと思います。
<休憩>
【講演】 15:30~16:00
遠堂 敬史(北海道大学 ナノテクノロジー連携研究推進室 特任助教)
「北海道大学における共用利用設備の現状と活用事例のご紹介」
(概要)北海道大学では、最先端研究を支援するために、研究機器の共用化を推進するとともに、保有する高度な分析機器および技術を活用した「オープンファシリティ」事業を展開しています。さらに、文部科学省「マテリアル先端リサーチインフラ」事業などのプロジェクトにも参画しており、本学を窓口として全国の共用設備ネットワークへアクセスできる体制を整えています。本講演では、北海道大学の共用利用設備の概要に加え、具体的な活用事例についてもご紹介いたします。
16:00~16:20
「核融合研のフュージョンエネルギー・ナノプラットフォームのご紹介」
時谷 政行 (核融合科学研究所 教授)
※フュージョンエネルギー・ナノプラットフォームについてはこちらをご覧ください
https://www.nifs.ac.jp/collaboration/fenp.html
16:20~17:00
「核融合研のレーザー加工設備の紹介/微細加工設備と電顕を活用した研究事例」
上原 日和 (核融合科学研究所 准教授)
閉会あいさつ:上原日和(核融合研)
※ワークショップ後、18時ころから多治見駅周辺にて懇親会を開催します。参加ご希望の方は、登録時に「参加」をご選択ください。
参加登録はこちら↓
https://us06web.zoom.us/meeting/register/ISMrBZXMR82H58EUmML9Zw
※参加者は、対面・オンラインに関わらず、上記URLからZoomシステムへの事前登録が必要です(セミナー開始直前まで登録可)。オンライン視聴の方は、こちらから事前登録していただきますと、zoomアドレスが送付されます。
※ご興味をお持ちの方は、どなたでもご自由にご聴講いただけます。
研究所内・所外からの大勢のご参加をお待ちしております。
お問い合わせ: 上原日和(可知化センシングユニット):uehara.hiyori@nifs.ac.jp