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超伝導・低温工学ユニットセミナー(3月30日)
大阪大学レーザー科学研究所マトリクス共創推進センター長の筑本知子教授を講演者に迎え、高温超伝導線材の量子ビーム照射効果に関する研究についてお話いただきます。皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】2026年3月30日(月)15:00-17:00
【場所】核融合科学研究所 研究Ⅰ期棟2階209会議室/ハイブリッド開催
【Zoom URL】https://us06web.zoom.us/j/87018868366 ※パスコードは、セミナー開催当日に掲載します。
【発表者】 筑本知子(大阪大学)
【タイトル】 高温超伝導材料の量子ビーム(電子線・中性子・重イオン)照射効果 ― 磁束ピンニング強化と照射損傷の競合 ―
【概要】
高温超伝導材料において、量子ビーム照射により導入される欠陥は、磁束ピンニングの強化を通じて臨界電流特性を向上させる一方で、結晶損傷による超伝導特性の劣化をも引き起こす可能性がある。1990年代以降、Bi系およびY系高温超伝導体を中心に、電子線、中性子、重イオンなどの照射による欠陥導入と超伝導特性の変化について多くの研究が行われてきた。本講演では、講演者らが行ってきた単結晶材料および線材材料に対する量子ビーム照射研究を中心に紹介する。特に、照射によって導入される点欠陥やトラック欠陥が磁束ピンニング、臨界電流密度、不可逆磁場に与える影響、臨界温度への影響、さらに照射後アニールによる特性変化について整理する。さらに、近年議論が進んでいる核融合炉環境における高温・高中性子束条件下での高温超伝導材料の特性劣化の問題にも触れ、これまでの照射研究の知見を整理し、この課題を考える上での材料を提示する。
【連絡先】平野直樹(超伝導・低温工学ユニット) hirano.naoki(at)nifs.ac.jp
※(at)を@に直してください。
