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太田雅人助教がレーザー学会 業績賞(論文賞)を受賞!

 このたび、可知化センシングユニットの太田雅人助教が、レーザー学会 業績賞(論文賞)を受賞しました。この賞は、レーザーに関連したとりわけ優秀な論文に対して贈られるもので、5月31日に大阪で開催されたレーザー学会定時総会にて授賞式が行われました。

 太田助教は、電場の超高速計測技術を用いて、等速直線運動する電子ビームの周りに生成されるクーロン電場の時空間分布を計測し、特殊相対性理論が予言する相対論的電場収縮を初めて実験的に観測しました。この成果は、一昨年度にNature Physics誌に掲載され、一躍注目を集めました。太田助教は、この成果についてレーザー学会機関誌に解説論文を寄稿しており、高度で最先端の成果を体系的かつ平易に解説した点が評価され、今回の受賞に至りました。

 可知化センシングユニットでは、若手研究者が中心となり、先進的な計測技術を駆使したプラズマ等の物理現象の解明を世界に先駆けて推進してまいります。

授賞式の様子
受賞をよろこぶ太田雅人助教

受賞情報:

レーザー学会 業績賞(論文賞)・解説部門

「電磁気における特殊相対性理論の直接検証」、レーザー研究51-8-501 (2023).

太田雅人(阪大レーザー研)、菅晃一(阪大産研)、松井龍之介(三重大)、中島誠(阪大レーザー研)

受賞に関する詳細ページ(一般社団法人レーザー学会)

https://www.lsj.or.jp/award/

お問い合わせ: 可知化センシングユニット長 uehara.hiyori@nifs.ac.jp