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超高流束協奏材料ユニットセミナー(12月17日)

第3回 超高流速協奏材料ユニットセミナーをハイブリッド開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。オンライン参加をご希望の方は、事前登録をお願いいたします。

日時: 2024年12月17日(火)11:00-12:00

場所: 核融合科学研究所 シミュレーション研究棟1階会議室 ※ハイブリッド開催

Zoom参加登録リンク:https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZArduGqrTosH9dcWiKPhg3c82pNzKseHzuN

講演者: 大野 直子(横浜国立大学 大学院工学研究院 システムの創生部門・准教授)

タイトル: 商用核融合炉に向けた超伝導材料の照射研究と開発の新展開

概要:

近年、核融合炉の産業化が世界的に推進されている。米国核融合産業協議会に登録された核融合スタートアップの数は2024年10月現在で約40社であり、重工業、電力会社、GoogleやMicrosoftなどの名だたるIT企業も開発をサポートしている。小型化が必須な商用核融合炉の実現に向けて各社がキーテクノロジーとして掲げているのは、高温超伝導体によるプラズマの制御である。一方で、炉の小型化によって炉心から発生する中性子の遮蔽が薄くなれば、超伝導体の損傷が増大することは必至である。超伝導体などの機能材料は照射損傷に弱く、炉心構造材の1/1000以下の損傷量でも機能を失うことがわかっている。本セミナーでは従来の高温超伝導体の照射損傷についてレビューし、商用核融合炉に向けて、講演者らが2021年より取り組んでいるハイエントロピー超伝導体の照射実験や共同研究者らの材料開発の現状について紹介する。

関連論文:

問い合わせ:

超高流束協奏材料ユニット

向井 啓祐(mukai.keisuke@nifs.ac.jp)

申 晶潔(shen.jingjie@nifs.ac.jp)