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超高流束協奏材料ユニットセミナー(6月12日)
超高流束協奏材料ユニットセミナーにて2名の若手の講演者をお招きし、アメリカでの前方指向性中性子源の開発や核データ生成のソフトウェアについてご紹介いただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2026年6月12日(金) 13:30-15:00
場所:研究Ⅰ期棟4階402会議室 + zoom(ハイブリッド開催)
zoom登録URL:https://us06web.zoom.us/meeting/register/QkwMnheETMaHbPxm4jhhdQ
【講演1】
「大強度リチウムビーム駆動加速器による前方指向性中性子源の実現に向けた取り組み」
坂部俊郎(ブルックヘブン国立研究所)
米国ブルックヘブン国立研究所の加速器部門イオン源グループは、複数の重イオンの加速電流値に関して世界記録を保有しており、2022年にはリチウムイオン電流の世界記録(ピーク電流35 mA)を達成した。この成果を基盤として、現在、大強度リチウムイオンビームを用いた直線加速器型中性子源の研究開発を進めている。本中性子源では、ターゲット前方に高指向性の中性子束が生成され、加速器前方の中性子束の増強と加速器周囲の不要な放射線の低減が可能となる。そのため、BNCTなどの医療利用をはじめ、幅広い用途への応用が期待される。本講演では、大強度リチウムビーム駆動加速器による中性子アプリケーションの実現に向けた取り組みを紹介する。
関連論文:M. Okamura, A. Cannavo et al. Applied Radiation and Isotopes 223 (2025) 11872.
https://doi.org/10.1016/j.apradiso.2025.111872
【講演2】
「前方指向性中性子源を実現する逆運動学反応の力学とその応用に向けた専用シミュレーションデータ生成」
藤原悠(名古屋大学)
重イオンビームを用いた中性子源は、逆運動学の力学により前方指向性の中性子束を生成し、加速器周囲の不要な放射線を低減できるため、医療等への応用が期待されている。その応用設計には、目的のエネルギーや角度分布に合わせたシミュレーションが不可欠である。しかし、逆運動学反応の計算に必要な核データは標準搭載されておらず、ユーザー自身で準備する負担が課題であった。そこで、この負担を軽減し、逆運動学を踏まえたシミュレーション用核データを生成するソフトウェア「IK-Frag」を開発した。本講演では、中性子の前方指向性を生む逆運動学の力学と、応用設計を支えるIK-Fragの概要について紹介する。
関連論文:Y. Fujiwara, T. Sakabe, M. Okamura Software Impacts 27 (2026) 100826.
https://doi.org/10.1016/j.simpa.2026.100826
GitHub: https://github.com/furiwara19/IK-Frag
【連絡先】
向井啓祐(超高流束協奏材料ユニット) mukai.keisuke(at)nifs.ac.jp ※(at)を@に直してください。
