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第3回 研究部セミナー/第3回 プラズマ装置学ユニットセミナー(合同開催)
第3回研究部セミナーおよび第3回プラズマ装置学ユニットセミナーを合同開催します。日程は下記のようになります。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
【日時】 2023年7月21日(金)16:00-17:30
【場所】 管理・福利棟4階 第一会議室 ※ハイブリッド開催
【講師】 柴田 崇統(プラズマ装置学ユニット/高エネルギー加速器研究機構加速器研究施設)
【タイトル】 J-PARCにおける高周波放電型イオン源の開発状況と核融合用負イオン源との共創
【概要】
日本原子力研究開発機構(JAEA)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)が共同で運営する大強度陽子加速器施設J-PARCでは、その粒子源として高周波放電型(RF)の負水素(H–)イオン源を2015年から運転してきた。現在イオン源では、900 A/m2の電流密度で約6ヶ月のイオン源連続運転に成功しており、今後1500 A/m2かつ9ヶ月の達成(陽子加速器用イオン源として世界一の長寿命・大強度)を目標とする。
発表では、RFイオン源の寿命を決める因子とその改善について、またRFイオン源から出力されるビームパラメータの時間的な振動について、現在のR&D状況を報告する。特に、出力ビームの時間的振動は、核融合分野との共通課題であり、NIFSではプラズマ計測およびJ-PARCではビーム計測と各施設の得意とする方法を組み合わせることで、その機構を実験的に明らかにする。発表では、その計画についても紹介する。