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超高流束協奏材料ユニットセミナー(4月30日)
第1回 超高流束協奏材料ユニットセミナーをハイブリッド開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2024年4月30日(火)14:00-15:00
場所:核融合科学研究所シミュレーション科学研究棟1階会議室/ハイブリッド開催
※参加を希望される方は、以下のURLより参加登録を行ってください。
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZEvfuGupzwtHtJxMFk4MdssEnzTtvwMHk3J
講演者:笠田 竜太(東北大学金属材料研究所・教授)
講演タイトル:超微小試験技術による核融合炉構造材料の耐照射性発現機構の解明とパラダイム転換
概要:
核融合炉材料研究分野の特徴は、既存の原子炉を超える厳しい高エネルギー粒子線照射環境に耐えうる材料の開発研究と、未知の照射損傷過程や材料劣化機構を理解しようという基礎研究が両輪として進められてきた点である。一方で、実用に近い材料の組成や構造は複雑であり、工学的なデータベースの取得の重要性に隠れて、その照射劣化機構の理解の対象は単純化した組成を有するモデル材料に留まることも多かった。しかし、近年の材料分析技術の高度化・高精度化や、マイクロスケールでの力学特性評価を可能とする超微小試験技術の登場により、実用材料の局所力学特性を直接評価することが可能となってきている。本セミナーでは、最近の超微小試験技術を活用した核融合炉構造材料等の力学特性評価を通した耐照射性発現機構の解明に関する研究を紹介するとともに、その中で新たに着想された材料のみならずシステムと統合しての耐照射性付与の可能性について論じる。
関連論文:
Diancheng Geng, Hao Yu, Sosuke Kondo, Ryuta Kasada, “Toward the correlation of indentation hardness in micro- and nano-scale: understanding of indentation edge behaviors in Fe–Cr alloys”, Journal of Materials Science 57 (2022) 13736-13755. DOI: 10.1007/s10853-022-07461-9
お問い合わせ:
超高流束協奏材料ユニット
向井 啓祐(mukai.keisuke@nifs.ac.jp)
申 晶潔(shen.jingjie@nifs.ac.jp)