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第12回 研究部セミナー(11月29日 講演者:仲村直子)

第12回 研究部セミナーを開催します。日程は下記のようになります。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

【日時】 2024年11月29日(金)16:00-

【場所】 核融合科学研究所 管理・福利棟4階第1会議室 ※ハイブリッド開催

【Zoomアドレス】 https://us06web.zoom.us/j/82199605580 ※パスコードは後日掲載

【発表者】 仲村 直子(核融合科学学際連携センター 産学官連携部門)

【タイトル】 最新の冷凍技術

【概要】
 冷凍機は冷却温度帯により使用する様式が異なる。産業用途では、一般的に蒸気圧縮式が利用されるが、温度-50 ℃以上で使用する冷凍機は、冷媒の地球温暖化係数を考慮し、フッ素系冷媒からアンモニアやCO2等の自然冷媒に移行しつつある。使用温度が-50℃を下回ると、冷媒の選択肢が極端に少なくなる。-150℃以下の極低温領域では、ガスサイクルが採用されるが、近年、冷媒問題を抱える-50 ℃から-100 ℃の産業用途に極低温のガスサイクルを活用する冷凍機開発が進められている。本講演では、産業用途から極低温の特殊用途の冷凍技術を説明し、産業用途の冷凍技術の最新動向および液体水素温度20 Kでの利用が期待されている極低温の冷凍技術ついて紹介する。

【関連文献】

[1] 冷凍口座, 株式会社前川製作所 技術研究所ホームページ https://rdc.mayekawa.co.jp/refrige/

[2] 矢口広晴, 超電導ケーブル向けターボブレイトン冷凍機および冷却システム, 低温工学 57巻 4号, p230-235 (2022)

[3] 神谷宏治ら, 能動的蓄冷式磁気冷凍機(AMRR)による水素液化, 低温工学 58巻 2号, p63-68 (2023)