研究発表

  • 可知化センシング
  • 研究発表

安原亮教授の赤外レーザーに関する研究成果が「Nature Photonics」誌で紹介されました

 本研究所・可知化センシングユニットの安原亮教授らの最新の研究成果が、英国科学雑誌「Nature Photonics」誌にて紹介されました。これは、令和5年3月に東京で開催された第70回応用物理学会春季学術講演会の参加レポート「Photonics blossoms in Japan」(同誌、5月掲載)にて、同誌編集者が選ぶ注目講演として、安原教授らの成果がハイライトされたものです。

Nature Photonics誌のレビュー記事「Photonics blossoms in Japan」のリンク

 記事の中では、安原教授らの中赤外レーザー光源の研究成果が、「量子カスケードレーザー(QCL)に関連した極めて印象的な成果」と評されており、カルコゲン化物固体レーザーとQCLとを組み合わせた全く新しい形態のレーザーであることが紹介されています。このレーザーは、高い出力と優れた波長特性を中赤外領域において初めて両立した光源であり、極めて低濃度の同位体解析などに応用できることが将来への期待をもって記されています。

論文情報: Nature Photonics 17, 468–469 (2023).

お問い合わせ: 可知化センシングユニット長 uehara.hiyori@nifs.ac.jp