2023.11.06

　核融合科学研究所では、新たに「プロジェクト型寄附」事業を開始し、研究所が行う社会的波及効果の高い特定の研究に対して「クラウドファンディング」での研究費の寄付を募っています。現在、可知化センシングユニット・上原日和准教授が進めるレーザー関連研究２件が対象となっており、寄附者全員に記念品をお贈りしております。

　プロジェクト型寄附事業のページ

　研究課題の１件目は、透明材料の微細加工に適した小型で高出力な中赤外レーザーに関する研究で、これを応用することで電子機器の製造工程や医療診断等を効率化できます。２件目の研究は、レーザーでの微細加工を使って核融合炉用材料の性能向上を目指すものです。

　これら２件の研究プロジェクトは、「文部科学省・寄附ポータルサイト」のキックオフ課題（全１９件）にも採択されています。このポータルサイトは、国立大学等におけるクラウドファンディングによる外部資金調達を促進する目的で、文科省が昨年11月に開設したものです。可知化センシングユニットでは、アウトリーチ活動の一環としてクラウドファンディングを推進するとともに、研究成果をオープンにすることで、学術界や一般社会とのパブリックコミュニケーションを図ってまいります。

　以下のホームページでは、寄付を募る各研究プロジェクトの詳細な内容を紹介しております。既にご寄付くださった京都大学化学研究所・時田茂樹教授、東京工業大学ガラス研究室・岸哲生准教授からの応援メッセージを新たに掲載しましたので、ぜひご覧ください。

　皆様のご寄付を心よりお待ちしております。

　① 国産モバイルレーザーで 世界をもっと快適に！プロジェクト　の紹介ページへ

　② 「めざせ、地上の太陽」プロジェクト ～究極の耐熱材料をめざして～　の紹介ページへ

お問い合わせ：　可知化センシングユニット長　uehara.hiyori@nifs.ac.jp