新着情報

  • ユニット
  • 構造形成・持続性
  • お知らせ

第15回 研究部セミナー(8月29日 講演者:藤田慶二)

第15回 研究部セミナーを開催します。日程は下記のようになります。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

【日時】 2025年8月29日(金)16:00-17:00

【場所】 核融合科学研究所 シミュレーション科学研究棟1階会議室 ※ハイブリッド開催

【Zoomアドレス】 https://us06web.zoom.us/j/87619507119(パスコードは後日掲載)

【発表者】 藤田 慶二(構造形成・持続性ユニット)

【タイトル】 宇宙プラズマ研究のためのジャイロ運動論的コードGKVの拡張とオーロラ現象への応用

【概要】

オーロラは、惑星磁気圏から磁力線に沿って降り込む高エネルギー粒子と、大気上部の電離層の中性原子・分子との衝突がもたらす発光現象であるが、降り込み粒子を十分なエネルギーにまで加速する過程や、オーロラ密度構造の自発的成長の機構については、未解明な部分が多く残されている。これまで流体モデルを用いた研究では、オーロラ密度構造の非線形成長過程が見事に再現されているが、磁力線に沿った電場の形成とそれによる粒子の加速を扱うには、運動論的なモデルが必要である。本講演では、こうした背景の下、オーロラ現象の統一的理解を目指して進めているジャイロ運動論的コードGKVの拡張と、これまで得られている成果、そして、より幅広い宇宙プラズマ現象への応用に向けた今後の展望について議論する。